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交通誘導警備の日給相場は下限1万600円が中心|掲載求人を地域別に集計【2026年】

2026年10月27日 公開/2026年10月31日 更新 文:警備リスト編集部

交通誘導警備の日給は、警備リストに掲載中の交通誘導の日給求人(2026年10月23日時点・460件)の給与欄では、下限の中央値が10,600円です。この記事では、関東と新潟などの都県別の日給、日勤と夜勤の差、求人の日給を比べるときの確認点を説明します。あわせて、この集計で言えること・言えないことも示します。

交通誘導警備の日給相場は?掲載求人の給与欄で見る全体像

交通誘導の日給求人460件では下限の中央値が10,600円

警備リストに掲載中の求人(2026年10月23日時点)のうち、交通誘導で日給の求人460件の給与欄では、下限の中央値は10,600円でした。下限の中央付近の幅は10,600円〜11,240円で、上限の中央値も10,600円です。下限と上限の中央値が同じ額なのは、幅を付けずに「日給○円」と1つの額だけを書く求人が多いためと考えられます。

交通誘導に限らない警備員の日給求人489件でも、下限の中央値は同じ10,600円でした。掲載求人のほとんどが交通誘導のため、全体と交通誘導の数字がほぼ重なっています。交通誘導が警備業務のどの区分にあたり、施設警備と何が違うのかは1号警備と2号警備の違いで確認できます。

ここで大事なのは、これが掲載求人の給与欄に書かれた下限・上限の集計であり、実際の支給額ではないことです。全国の平均や相場でもありません。手当や残業代を足した額、反対に欠勤などで減った額は、この数字には入っていません。「求人票を見たときに、だいたいこのあたりの額が書かれていることが多い」という目安として読んでください。

503件の集計で見る日給の散らばり

もう1つ、少し前の集計があります。警備リストに掲載中の求人(2026年10月18日時点・503件)の記載では、日給の求人は484件でした。その給与欄の下限額は次のとおりです。

  • 中央値:10,800円
  • 中央の半分の範囲:10,600〜11,500円
  • 下位1割:10,000円、上位1割:13,000円
  • 最低:9,000円、最高:24,000円(24,000円は1件だけ)
  • 平均:11,285円

10月23日の集計と中央値が200円違うのは、集計した日と対象が違うためです。掲載中の求人は日々入れ替わります。また、10月18日の集計は交通誘導以外の求人も含んでいます。

平均が中央値より高いのは、日給の高い一部の求人に平均が引っ張られるためです。最高の24,000円のような求人は1件だけです。「多くの求人に書かれている額」を知りたいときは、平均よりも中央値と中央の半分の範囲を見るほうが実態に近くなります。

掲載求人の偏りを先に知っておく

数字を読む前に、警備リストの掲載求人には偏りがあることを知っておいてください。2026年10月18日時点・503件の内訳は次のとおりです。

  • 掲載元:401件(約8割)は求人広告会社1社を通した募集です。その先の警備会社・営業所は68か所あります。100件(約2割)は警備会社1社の各支社の募集で、その他が2件です。
  • 地域:東京都151件・埼玉県108件・千葉県69件・神奈川県66件・新潟県53件で、全体の約9割を占めます。
  • 号区分:2号(交通誘導)が463件、1号(施設警備)が16件、3号と4号は0件、不明が24件です。

つまり、この集計は「関東と新潟を中心とした、ほぼ交通誘導の求人」の給与欄の集計です。特定の掲載元の書き方や額の付け方が、中央値に強く表れている可能性があります。全国の交通誘導警備の日給相場として、そのまま当てはめることはできません。

地域別の日給|関東4都県と新潟・宮城の掲載求人

千葉・東京・神奈川・埼玉の日給の下限

警備リストに掲載中の求人(2026年10月18日時点・503件)のうち、日給の求人が10件以上ある都県について、給与欄の下限額の平均を出しました。関東4都県は次のとおりです。

  • 千葉県:12,265円(67件)
  • 東京都:11,542円(142件)
  • 神奈川県:11,463円(66件)
  • 埼玉県:11,192円(108件)

千葉県が東京都より高く出ているのは意外に見えるかもしれません。ただ、これは下限額の「平均」です。件数が少ない県では、日給の高い求人が数件あるだけで平均が上がります。掲載元が2社にほぼ限られることもあり、「千葉県の警備員は東京都より稼げる」と言える根拠にはなりません。

読み方としては、「関東4都県の掲載求人では、下限額の平均が1万1千円台〜1万2千円台に並んでいる」くらいにとどめるのが誠実です。実際に応募を考える求人では、平均ではなくその求人の給与欄と勤務条件を1件ずつ確かめてください。

新潟県・宮城県は関東より低めの記載

同じ集計(2026年10月18日時点・503件)で、関東以外の都県は次のとおりでした。

  • 宮城県:10,267円(15件)
  • 新潟県:9,802円(53件)

どちらも関東4都県より下限額の平均が低くなっています。地域別最低賃金も、2026年度の改定後で東京都1,280円に対し、新潟県は1,108円です。こうした地域の賃金水準の違いが、求人の日給にも表れていると考えられます。ただし、この集計だけで理由を言い切ることはできません。

新潟県の53件には、警備会社1社の各支社の求人がまとまって含まれている可能性があります。宮城県は15件と少なく、数件の入れ替わりで平均が動きます。地元で働きたい人は、この平均を「その県の相場」と受け取らないでください。気になる求人の給与欄を直接見比べるほうが確実です。

日給を地域の最低賃金と照らして確かめる

日給の求人でも、最低賃金は時間あたりで守られていなければなりません。最低賃金は2026年度に引き上げられ、都道府県ごとに順次発効しています。まだ発効していない県では、改定前の額が現行です。応募前に、次の手順で確かめると安心です。

  1. 求人の勤務時間と休憩時間から、1日の実働時間を確認する
  2. 日給を実働時間で割り、1時間あたりの額を出す
  3. 勤務地の都道府県の最低賃金と比べる(たとえば改定後は東京都1,280円、埼玉県1,196円、千葉県1,195円、神奈川県1,279円、新潟県1,108円)

求人によっては、交通誘導の現場が勤務地として書かれた県とは別の県になることもあります。最低賃金は原則として事業場の所在地で決まりますが、細かい扱いが気になるときは労働基準監督署に確認してください。研修中や見習い期間でも最低賃金は適用されます(労働局長の許可を受けた減額の特例を除く)。研修の給与について何も書かれていない求人は、面接のときに確認しておきましょう。

地域別の集計で言えないこと

警備リストの掲載求人は関東と新潟で約9割を占めます。関西・東海・九州などの求人はほぼありません。そのため、この記事の地域別の数字は「関東4都県と新潟県、件数の少ない宮城県」についてしか言えません。大阪府や愛知県、福岡県などの交通誘導の日給については、このデータからは何も言えないのが正直なところです。

また、都県別の数字は「掲載求人の給与欄の下限額の平均」です。実際に働いた人が受け取った額の平均ではありません。市区町村ごとの違い、現場の種類(道路工事・建設現場・イベントなど)による違いも、この集計では分けていません。

関東・新潟以外で探す人は、地元の求人を複数見比べてください。そのうえで、給与欄の下限、実働時間、最低賃金の3点で判断するのが現実的です。

交通誘導警備の日勤と夜勤で日給はどれだけ違うか

両方を書いた208件では夜勤の中央値が13,845円

警備リストに掲載中の求人(2026年10月18日時点・503件)のうち、日勤と夜勤の両方の日給を書いている求人が208件ありました。すべて求人広告会社1社を通した募集です。その結果は次のとおりです。

  • 日勤の日給の中央値:11,360円
  • 夜勤の日給の中央値:13,845円
  • 夜勤のほうが平均2,175円高い(差は1,400〜2,750円)
  • 夜勤のほうが安い求人:0件

同じ求人の中で日勤と夜勤を比べると、208件のすべてで夜勤の日給のほうが高く書かれていました。ただし、すべて1つの求人広告会社を通した募集のため、その書き方の傾向が強く出ている可能性があります。他の掲載元や地域でも同じ差になるとは言えません。夜勤を考えるときは、応募する求人の日勤・夜勤それぞれの額と勤務時間を見比べてください。

夜勤の日給と深夜割増の関係

夜勤の日給が高く書かれている理由のひとつと考えられるのが、労働基準法の深夜割増です。22時〜翌5時に働いた時間には、25%以上の割増賃金を払う決まりがあります。夜間の道路工事などで交通誘導をする場合、この時間帯に勤務がかかることが多くなります。

求人を見るときは、次の点を確認すると、夜勤の日給が妥当かを判断しやすくなります。

  • 勤務時間のうち、22時〜翌5時にかかる時間がどれくらいあるか
  • 夜勤の日給に深夜割増が含まれているのか、別に払われるのか
  • 休憩が深夜帯のどこで、何分取れるか
  • 残業になった場合の扱い(時間外の割増と深夜割増が重なる時間の扱い)

求人に書かれていない点は、面接で質問してかまいません。給与の内訳をきちんと答えてくれるかどうかも、会社を選ぶ判断材料になります。

夜勤のきつさと選ぶときの判断基準

同じ集計(2026年10月18日時点・503件)では、夜勤ありと書いた求人が390件(78%)ありました。夜勤の求人は見つけやすく、日給も高めに書かれています。一方で、きつい面もはっきりあります。

  • 生活リズム:昼に眠る生活になり、体が慣れるまで時間がかかる人もいます。
  • 寒さと暗さ:冬の深夜は冷え込みが強く、立ち続ける時間も長くなります。暗い中で車両に合図を送るため、日勤より集中力が要ります。
  • トイレ:現場によっては近くに使える場所が少ないことがあります。仮設トイレの有無や交代の段取りを事前に確認しておくと安心です。

50〜70代の人や未経験の人は、まず日勤で仕事に慣れてから夜勤を入れる、という順番も選べます。週に何回なら無理なく続けられるかを、日給の差額だけでなく、睡眠や持病、家族の生活時間も含めて考えると、長く続けやすくなります。

交通誘導の求人の日給を比べるときの確認点

給与欄は「下限」の額で比べる

求人の給与欄が「日給10,600円〜13,000円」のように幅で書かれている場合、未経験で入ったときにまず適用されるのは、多くの場合、下限に近い額です。上限は、資格を持っている、夜勤である、経験が長い、といった条件が付いた額であることが少なくありません。

比べるときは、次の順で見ると判断を誤りにくくなります。

  1. 給与欄の下限の額を見る
  2. その額が日勤・夜勤どちらの額か確かめる
  3. 勤務時間・休憩時間から実働時間を確かめる
  4. 交通費が出るか、日給に含まれるかを確かめる
  5. 上限の額になるための条件が書いてあるか確かめる

この記事で紹介した中央値も、すべて給与欄の「下限」を中心にした集計です。上限の額だけを見て「1日でこれだけもらえる」と考えると、実際の支給額とのずれが大きくなります。最初は下限の額で生活費が足りるかを考えておくと安心です。

日払い・週払いと資格手当の記載

警備リストに掲載中の求人(2026年10月18日時点・503件)の記載では、支払い方や応募条件について次のような数字が出ています。

  • 日払いできる:429件(85%)
  • 週払い:70件
  • シニア可:347件(69%)
  • 未経験可:380件(76%)

日払いの求人は多いものの、受け取れる額の上限や手数料、申請の締め時間は会社ごとに違います。応募前に求人票で確かめ、書いていなければ面接で聞いておきましょう。

日給を上げる手段のひとつが資格手当です。同じ集計では、「資格手当」の語がある求人が132件、そのうち額まで書いた求人が70件でした。額は500円が52件、1,000円が44件、1,500円が6件、5,000円が1件です(1件の求人に複数の額を書いたものを含みます)。日額か月額かは求人ごとに違うため、手当の額だけで比べず、どの単位の額なのかを必ず確認してください。

月給・時給で書かれた求人の扱い

交通誘導の求人は日給が大半ですが、月給や時給で書かれた求人も少しあります。警備リストに掲載中の求人(2026年10月23日時点)の給与欄では次のとおりです。

  • 交通誘導・月給(7件):下限の中央値215,000円、下限の中央付近の幅208,000円〜215,000円
  • 交通誘導・時給(5件):件数がごく少ないため、額の目安としては使いません

どちらも件数がとても少なく、相場を語れる数ではありません。2026年10月18日時点・503件の集計でも、月給の17件は208,000〜228,000円でしたが、同じ額の重複が多く、実質は数社分です。

時給の求人を見るときは、まず勤務地の都道府県を確かめ、書かれた時給がその地域の最低賃金以上かを比べてください。最低賃金は2026年度に順次引き上げられており、発効前か後かで現行の額が変わります。研修中や見習い期間の時給も、同じように確認しておきましょう。

このデータで言えること・言えないこと

ここまでの数字から言えること、言えないことを整理します。

  • 言えること:警備リストの掲載求人では、交通誘導の日給の給与欄は下限が10,600円前後のものが多いこと。関東4都県は新潟県・宮城県より下限額の平均が高く書かれていること。日勤・夜勤の両方を書いた求人では、すべて夜勤のほうが高いこと。
  • 言えないこと:全国の交通誘導警備の日給相場や平均。関西・東海・九州などの日給。施設警備・輸送警備・身辺警護の給料。実際に支払われた額。応募者の傾向や採用されやすさ(応募がほとんど無いため)。

求人を探すときは、警備リストで都道府県と、交通誘導・施設警備・夜勤・日払い・シニア・未経験といった条件から絞り込めます。気になる求人が見つかったら、給与欄の下限・実働時間・最低賃金の3点を確かめてから、各求人の応募方法に沿って応募してください。当サイトは求人情報を載せているだけで、面接の調整や条件の交渉はしていません。

まとめ

交通誘導警備の日給は、警備リストに掲載中の交通誘導の日給求人(2026年10月23日時点・460件)の給与欄では、下限の中央値が10,600円でした。2026年10月18日時点・503件の集計では、関東4都県の下限額の平均が1万1千円台〜1万2千円台、新潟県が9,802円です。日勤と夜勤の両方を書いた求人では、夜勤のほうが平均2,175円高く書かれていました。ただし、どれも関東と新潟に偏った、ほぼ交通誘導の掲載求人の給与欄の集計です。全国の相場や実際の支給額ではありません。応募を考えるときは、平均よりも目の前の求人の下限額、実働時間、最低賃金、日勤か夜勤か、手当の単位を1つずつ確かめてください。そのうえで、体力や生活リズムに合った働き方を選ぶことが、無理なく続けるための近道です。

よくある質問

Q. 交通誘導警備の日給は未経験でもいくらくらいですか?

A. 警備リストに掲載中の交通誘導の日給求人(2026年10月23日時点・460件)の給与欄では、下限の中央値が10,600円です。未経験で入るとまず下限に近い額になることが多いので、下限の額で考えておくと安心です。これは掲載求人の給与欄の集計で、実際の支給額や全国の相場ではありません。

Q. 東京と地方で交通誘導の日給は違いますか?

A. 警備リストに掲載中の求人(2026年10月18日時点・503件)の日給の下限額の平均は、東京都11,542円、新潟県9,802円でした。ただし掲載求人は関東と新潟に偏っていて、関西・東海・九州などはほぼありません。これらの地域の日給は、このデータでは分かりません。

Q. 夜勤の交通誘導は日勤より日給が高いですか?

A. 日勤と夜勤の両方の日給を書いた掲載求人208件(2026年10月18日時点)では、夜勤のほうが平均2,175円高く、夜勤が安い求人は0件でした。22時〜翌5時の勤務には25%以上の深夜割増が必要なことも理由のひとつと考えられますが、日給に含まれているかは求人ごとに違います。ただし208件はすべて求人広告会社1社経由の求人です。

Q. 日給の求人で最低賃金を下回っていないか確かめる方法はありますか?

A. 日給を1日の実働時間(勤務時間から休憩を引いた時間)で割り、勤務地の都道府県の最低賃金と比べます。最低賃金は2026年度に順次引き上げられており、発効前の県では改定前の額が現行です。研修中や見習い期間でも最低賃金は適用されます。

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記事中の求人の数字は、警備リストに掲載中の求人の記載を集計したもので、実際の支給額や全国の平均ではありません。法令の内容は記事の公開日時点のものです。